香港と英国,台湾と米国-12019/09/10 08:32

香港デモを武力で鎮圧するのか、中国共産党政府の行動に目が向けられる。


もし、武力を用いた場合、米国は中国共産党幹部の海外資産を凍結すると予想されている。だから、中共トップは武力行使に踏み切れないと思われる。


     つまり、香港民に危害を加えるのを躊躇している訳ではなく、自分たち
     の財産が危うくなることを心配しているのだと言う。


香港は金融拠点であり、マネーロンダリングなどに便利に使われてきた。中共の金も香港を通して外へ出て行った。


     中共の富豪になった者たちの金も、香港を通過して海外へ出て、
     例えばカナダや豪州に口座を作って家を買い、国籍を買い、子供は
     そこに留学生として住み着いてきたそうだ。


デモ隊が米国旗を掲げていたのは、米国領事館の前だからということもあり、日本人としては理解できるが、米議会としてはかえって動きにくくなり、中共政府の思うつぼだとA氏は言っていた。


     なぜなら、中共政府は関税を「T政権の陰謀だ」と叫んでいる状況下だ
     から。


香港を手放した英国。


     国際法で正式に英国の領土としていたから、返還する必要はなかった
     と言う。


「静かにしている英国は偉い」とA氏は言っていた。


英国自身は、EUから離脱しようともがいている。「3年間も血を流しながらも抜け出ようとしているEUとは。ドイツ、フランスは何も言わない。では周辺国はどうなのか」


東欧の小さい国々の意見を聞いてみた、とA氏は語った。


     「店頭のチーズはドイツ製ばかり。酪農国だったチェコ、ポーランドなど
     の(以前は酪農家が潤っていた)安価で好みのタイプのチーズは店頭
     から消えて、ドイツの低質なチーズばかりが並んでいる」と言う東欧の
     外交官。


     ドイツへ行って調べてみると、その低質のチーズは全く売っていなか
     った。つまり、それは東欧向けのものだったのだ。「これがEUの正体で
     す」


     A氏は自分のツテからもそのことを確認すると「その通りです」という
     返答だったそうだ。


     そんなEUだから、英国が離脱しようとしているのは偉い、と東欧外交官
     は言った。


EUを支配しているドイツ。EUはドイツが欧州を支配する為のものだったことは以前書いた。全欧州がドイツのものになっている。戦争によらずに念願の欧州支配を実現したドイツの姿なのだ。


     これも前に書いたが、欧州議会の委員は各国から選挙で選ばれた者
     たちで、この議会は何も決められない。


     その上部にEU委員会があって、そこが全てを決めていて、委員は選挙
     で選ばれない、誰がどうしているのか、非公開。そういう官僚支配の独裁
     なのだそうだ。


        ベルリンの壁崩壊、東西ドイツの統合で、東ドイツの秘密警察の
        情報が外へ出て、渡ってはいけない人たちの手に渡り、西側社会
        に合わせて使われるだろう。デマ情報を流し、言論弾圧(人権を
        掲げて)などが行われるだろう、と危惧を発信していた人物は、
        数年前にがんで死亡。東ドイツに収監されていて、放射線の拷問
        を受けていたようだった。


日本でも、同じことが起きている。よそごとではない。人権、人権と叫び、元々いた国民が口封じされている。日本の優れていた仕組みは次々に解体され、バラバラにされて、国民はデフレの中に放り出されている。


政府は国民を守らない方向へ進んでいる。

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