学術懐疑から見える日本-22020/10/22 12:07


DEJのネット報道は続く。


この脅威に向かったのは米Tランプ政権。2019年8月、中国広核集団とその関連会社をエンティティリストに加えた。


     中国広核集団は、以前から、米国エネルギー省により技術の窃盗容
     疑で訴追されていたそうだ。


     原子力空母、小型のモジュール原子炉、南シナ海に配置可能な浮上
     式原子力発電所の建設などへの関与を懸念している、と報じられてい
     るそうだ。


日本原子力協会によると、中国広核集団はそのエンティティリストに記載される数か月前の4月に、視察団が訪日して日本の技術者と直接交流している。


米国海軍大学のYツネトシ教授は8月4日のオンラインセミナーで、次のように述べた。


     海外に設置された中国「友好協会」のメンバーは中国共産党の高官と
     定期的に接触している。協会は親中派の現地有力者を集めるための
     プラットフォームになっている。友好協会は統一戦線部から工作の指
     導を受けている証拠もある。


        つまり、前回のブログで書いたように、世界中にある中国との
        友好協会は工作機関ということだ。日本では日中友好協会。
        米国では米中友好協会はスパイ工作機関と認定されて調査さ
        れているところだ。


        昨年だったか、ネット番組に出演した技術者は、東大理工卒で
        国鉄に就職、その後起業していて、中共の新幹線技術を絶賛
        した。「素晴らしいです。知らないんですか。路線をどんどん広
        げてすごい距離です」 


        その他の出演者やイヤホンで聴いていた私が思ったことは、
        「いやいやあんたは知らないんですか、そもそもその技術は、
        JR東海が2Fの圧力に屈して提供したもので、軍事目的の
        中共政府がじゃんじゃんカネを出して、兵器や軍人を運ぶ侵略
        用に路線を広げてるんですよ。」


        その人物は起業して鉄道関連の技術開発をしていた。「中共
        から誰か来たら、開発した技術をホイホイと喜んで渡しそう」
        と私にその光景が浮かんだ。


        私の親族にも東大理工卒で、優秀だったので大学の推薦で
        大学院へ行った人がいて私を好評価してくれたものだが、あの
        人も「専門バカか?」とがっかりしたことを思い出す。


大学、企業、研究所による民間技術の利用は、軍と民を曖昧にした新しい戦争スタイルで、超限戦の一つでもある。これを考案した中共の軍人2人は、軍服を着用しない多数の非軍人が超限戦のカギだ、と説いている。


     つまり、軍服を着ない人間が工作して、大学、企業、研究所で技術
     を盗みまくっているということだ。それは日本でもインテリジェンスや
     ジャーナリストが警鐘を鳴らしてきたことだが、日本政府は対策を
     してこなかった。


     友好協会という工作機関に足を突っ込んでいる人間たちは、話せばわ
     かる、とか、そのうちに良くなる、とか、臭いものに蓋をして、ズルズル
     と引きずってきた、決断できない人間たち。


日本学術懐疑は、「戦争に絶対にかかわらない」として、自衛隊員が大学で学ぶことを拒否し、「その研究は軍事につながる」といちゃもんをつけて学者の研究をやめさせていた。


     例えば、燃費がいいエンジンを研究している学者がいると、船に使え
     るなら潜水艦に利用される、といちゃもんつけて研究をやめさせたそ
     うだ。


     「奴らほど、学問の自由を阻害してきた者たちはいない」と憤慨する声
     を何度も聞いた。


日本では、それは軍事にかかわる、として研究をやめさせておいて、中共独裁政権には手もみして技術協力して中共の軍拡に貢献してきた日本学術懐疑。


     彼らがしてきたことは、国家反逆ではないのか。


     カネは日本から取って、貢献は中共へ。その構図は〇HKと同じ。
     日本からカネを取って、それを日本国民に脅威を与えることに使っ
     てきた。


交流と言うことは、招かれて簡単に例のトラップにかかって取り込まれたという経過が読める。日本の或る学者が言う。「学者は自分の専門だけしか知らない子供です」

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