原発はウソだらけか ― 2021/05/03 15:06
福島原発の事故以来、「その状況からしてよくわからない。その理由は、政府が曖昧な態度で何か隠している」という印象を、私だけでなく多くの国民が持ち続けていると思う。
先日TNで、「もっと詳しい説明を」と求められたT氏が、説明していた。
それによると、政府も東電も肝心なことから国民の目を逸らすような
ウソがあまりにも多い、と言う。
例えば、トリチウムを問題にしているが、福島原発から出ている水にはトリチウムだけでなく他に12種類の核種が含まれているそうだ。
トリチウムについては、除去する装置は高価なので、タンクに保管して
弱性になるのを12年くらい待つ方が安価かもしれないと言う。「空中
から見た画像で一目瞭然、タンクを設置するスペースはまだ一杯ある」
「そういうことも、国民に知らせるべきだ」とT氏。
一方、その他11の核種は、一般の原発からは排出されないものだそうだ。
それらは弱性になるのに数千年かかるもの、数百万年、数千万年かか
るものもあるようだ。
そのことを隠すために、ことさらトリチウムを問題にして、国民の目を
逸らせていると言う。
なぜ12核種が出ているか、という理由について、福島原発設置当初に関わっていたT氏は「私の計算によると、原子炉のどこかが破損したのではないかと推察する」と言う。
「もしそうなら、震度6に耐えられないことになり、他の原発全てを補強
改善する必要がある。それに費用がかかりすぎるから、国民に事情を知
らせたくないのではないか」
そうなると、そもそも福島原発が米国から丸投げされたもので、工事も米国の業者がやっていて、電源が地下にあったことに目が行く。そのことはずっと前から書いてきた。
このたびT氏は「原因は地震でも津波の動力でもない。浸水だ。
電源は全て地下にあったから」と言った。「分厚い資料とは言え、
そのことに私が気づかなかったことは不覚だった」
以前からA氏も、電源が使えなくなった原因は、地震でも津波でもな
い、浸水による」と言っていた。A氏は、震災後の早い段階で福島原
発内にY所長の許可で入っていて内部も見ていた。
最近誰だったか、地上にも予備電源があったが破壊されていたよう
に言っていたが、その人がウソを言ったのか、ウソを聞いたのかわか
らないが、実際は地下にしかなかったというのが事実ではないか。
地下にだけ電源があったことを公表すると、工事が丸投げだったことがバレるから、隠しているのか。
その原発は、米国仕様だったから、ハリケーン対策の為に電源を地下
に設置する設計になっていて、洪水が多い日本の仕様になっていな
かった、というか、修正もせず要するに丸投げだったということだ。
で、それに関わった政官業がダンマリということは、利権に目がくらんで対策を講じなかったということになる。
「当初は原発は100%安全だと公言していたが、危険性がゼロでは
ないから対策をすべきで、その為にコストをかけ、国民にもそういう事
実を知らせるべき」と言ってきたのはT氏もA氏も同じ。
それと、以前聞いていたことだが、当時米国では原発に関する訴訟を多数抱えていて、地震が多い西海岸では受け入れられなかった。で、その仕様の原発を丸ごと日本に押し付けた可能性がある。
そのことからも、福島原発が地震によりどこかが破損した可能性があ
る。よってトリチウム以外の核種が出ているが、その素性も隠している
のではないか。
日本の政官業トップたちの隠ぺい工作。中共に負けていない。