危険は警告されていた-1 ― 2022/01/16 13:35
今、日本で起きていること、世界で起きていること、その理不尽なことが起きている中に危険が潜んでいることを感じている人たちは少なくない。
なぜそんなことが起きているのか、どのようにして起きているのか。
一部知りつつ漠然と危険に感じていることを、何とずっと前に明瞭に警告
していた人がいた。
それをH氏が紹介していた。内容をここで書き留めておこう。
―――今、米国で起きていることを述べていて、そこから日本で起きてい
ること、世界で起きていることがよくわかる53年前のレクチャー。
それは、Gリフィンという米国人作家で映画製作者のレクチャーで、
彼は今90歳だそうだ。
知っているようで、あまり良くは知らない。
知らないと大変なことになる。
知っているのと知らないのとでは大きな違いになる
と言う、その内容は以下ようなものだ。
■共産主義の本質がわかる53年前の警告
もし、共産主義を打ち負かさなければ、私たちは自由を失い、生存さえ脅かされ、イデオロギーの議論どころではなくなるということだ。
もし、政府の在り方を数値で表すことに意味があるとすれば、片方の端
は0%、もう一方の端は100%で表す。
0%の所にいる極端な人たちは「政府など全く必要ない」と主張する人
たちで、無政府主義者だ。
反対側の極端な人たちは「完全支配政府」を求める人たちだ。
それは一体誰か。
共産主義者は勿論、ナチスやファシスト、その他名称はどうあれ、政府が国民を完全に支配することを主張する人たちだ。彼らのことをまとめて「全体主義者」と呼ぶ。
共産主義とナチズムは対立するものではない。
右翼と呼ぼうが左翼と呼ぼうが、何の違いもない。
どちらも「全体主義者」のいる末端に位置する政治的思想だ。
共産主義が崩壊し、歴史の彼方に追いやられた後でも、同じ「力」が後世の人々を苦しめ続けるだろう。共産主義とは別の名前で。
―――このレクは53年前のもので、ベルリンの壁崩壊のずっと前に話さ
れているのだ。
その「力」とは何か。
2つある。常に2つであり、それ以外は存在しない。
1つは既に言及した「集団主義」即ち「完全支配政府」だ。
もう1つは「道徳の喪失」だ。
正しい基準を完全に失い、「道徳」が価値のない言葉になってし
まうことだ。
この2つは、過去・現在・未来のいつの時代においても、専制政治を支え
る「両輪」だ。
共産主義、ファシズム、ナチズムなど、歴史上の似通った「イズム」の名札を剥がそう。すると何が見えるか。
外見は違っていても、本質はいつも同じだ。
国民を支配する完全支配政府、そして道徳や公序良俗の崩壊だ。
「集団主義」と「道徳の喪失」これを理解することが重要だ。
その理由は、たとえ共産主義を撲滅したいと強く願っても、知らないうち
に米国民は操られ、共産主義が、外見は違うが本質は同じものに単に
置き換えられるだけの可能性があるからだ。
―――米国で1950年代に赤狩り(Mッカーシズム)が行われていた。