危険は警告されていた-72022/01/18 21:51


今、日本で起きていること、世界で起きていること、その理不尽なことが起きている中に危険が潜んでいることを感じている人たちは少なくない。

     なぜそんなことが起きているのか、どのようにして起きているのか。
     一部知りつつ漠然と危険に感じていることを、何とずっと前に明瞭に警告
     していた人がいた。


――― 続き ―――


ところで、今後の戦いにおいて私たちが愚かな敗北を喫することがないように、これも知っておかねばならない。


     少し前に、共産党は「組織に関するマニュアル」という小冊子を出版し
     た。


     そこには党の訓練、会費の徴収、秘密印刷所の運営、共産党支部・
     工場・大学・共同体の組織化に関する詳細な計画が書かれている。


さらに、支部より小さい単位である部隊の機能についても書かれてる。


     部隊は、非共産主義組織に属する2人以上の共産主義者で構成され
     る。

     ―――2人はスパイということだ。


彼らの任務は、その組織の支配権を握る目的で、秘密裏に協力することであり、先ほど紹介したコーンフェンダーが説明したプロセスそのものだ。


     もしこれを読んでいなければ、勿論殆どの非共産主義者は読まないが、
     共産主義がイデオロギーよりもむしろ組織に大きく依存していることを
     理解することは殆ど不可能だ。


戦術の話に戻るが、122ページにそれがはっきり書かれている箇所がある。


     ここで彼らは、党から脱退した元同志、特に議会の調査委員会で証言
     した同志をどのように扱うかについて述べている。


以下のように言っている。


     裏切り者たちを「さらし者」にする適切な方法はただ一つ、大衆への
     暴露であり、このドブネズミどもに対する組織的な大衆の憎悪を作り出
     すことである。


■ 裏切り者の顔写真を、ビラやステッカー印刷する。それを、裏切り者が活動
  していた場所にばら撒く。


■ 裏切り者の職場を発見したら、そこで労働者による組織的な扇動活動を企画
  する。


■ 裏切り者が住んでいる街の一角にたむろする子供や女性を動員して、
  彼の人生を惨めなものにする。

  彼の妻が食料品や生活必需品を購入している店に見張りを配置する。

  通りにいる子供たちに、彼本人や彼の家族を尾行させ、「やつらは裏切り
  者だ、ドブネズミだ、密告者だ!」と叫ばせる。


■ 彼の家に、「ここに住む男は密告者だ」という落書きをする。

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