危険は警告されていた-92022/01/20 23:16


今、日本で起きていること、世界で起きていること、その理不尽なことが起きている中に危険が潜んでいることを感じている人たちは少なくない。

     なぜそんなことが起きているのか、どのようにして起きているのか。
     一部知りつつ漠然と危険に感じていることを、何とずっと前に明瞭に警告
     していた人がいた。


――― 続き ―――


共産主義者たちは、いわゆる「科学的マルクス主義」を実践していると主張する。


     この中途半端な概念を、わざわざ精巧な言い回しで飾り立てる必要が
     あるのだ。


例えば、共産主義者が暴力革命について語るとき、彼らはそれを「民族解放闘争」と呼ぶ。


     彼らの主張するいわゆる理論では、彼らが狙いを定めた国々の人々は
     「抑圧された人々」になる。


     ―――今のBエルエムがそうだ。


     そして、「ファシズムや帝国主義、植民地主義などの支配から人々を
     開放することが、自分たちの歴史的な責務である」と主張する。


     ―――再確認するが、これが53年前に語られたことなのだ。今、
        その手法が使われたことがわかる。


同じプロセスを説明する為に、他のフレーズも使われる。


     この種の暴力革命を「反帝国主義闘争」とか「反植民地主義闘争」と
     呼ぶことがあるが、どれも同じ意味だ。


「民族解放闘争」「反帝国主義闘争」「反植民地主義闘争」は全て、武力と暴力によって政府を転覆させることを目的とした共産主義革命の特徴を表現する為に使われるフレーズだ。


     共産主義者は、「非暴力革命」を表現するときには、「プロレタリア革
     命」という言葉を最もよく使う。


     その他、「社会主義革命」と言ったり、「反独占闘争」と言うこともある。


     されどここでも同じカラクリだ。


     「プロレタリア革命」「社会主義革命」「反独占闘争」は全て、非暴力
     手段によって政府を転覆させる戦略を共産党が説明するときの、
     単なるバリエーションに過ぎない。


重要なフレーズをいくつか説明したところで、共産主義者の文献を用いて、彼らがこれらの言葉を使うときの意図を理解しよう。


1960年に世界中の共産党の代表がモスクワに集まり、共同宣言を発表したが、その中にこんな文言があった:


     資本主義から社会主義への移行を目指すこの時代は、「社会主義革命」
     と「民族解放革命」の時代である。


     つまりこれは「我々は暴力革命、同時に、非暴力革命の時代に生きて
     いる」と言っているのだ。


そしてこれは1968年に米国共産党が発表した文書だ。


     題名は「米国共産党の新しいプログラム第二次草案」

     革命についてはこう書かれている。


     現代の革命には2つの特徴がある。一つは社会主義であり、もう一つ
     は反帝国主義である。


     10億人以上の人々が「社会主義革命」に着手しており、さらに多くの
     人々が「民族解放」の様々な段階にある。


1928年の時点で、共産主義者たちは、国民の間における人種の違いは、社会構造における最も脆弱でスキだらけの「急所」だと明言している。


     ―――今のBエルエムで、暴力事件がものすごい。


     彼らは、この一点に的を絞り、緊張を引き起こすことで、最終的には
     布が引き裂かれるように米国民を分裂させ、弱体化させ、さらには
     国民同士を公然と戦わせる計算なのだ。


     ―――今、Bエルエムの暴力事件はW州を初め、あちこちで荒れ狂って
     いる。

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