イラン、そして日本は2020/01/23 18:58


「米国が殺害したのは、革命防衛軍のトップではなく、その中のテロ部隊のトップ」と言ったのはA氏だった。


それに先立ってS氏は、「米軍基地周辺に、10月と11月に合計11回の攻撃があった。米国は、イラク政府に警備などの対応を求めていたが、既にシリアにコントロールされていたイラク政府は何もしてこなかった。それで米国は、米軍人だけでなく周辺の一般米国民にも被害が及ぶことを防ぐために、テロ部隊のトップを殺害した」と説明していた。


A氏によると、既にテロ部隊は周辺国地域にテロ組織を拡散していたそうだ。


海外在住のI氏によると、革命防衛軍の使命は、
  1. 国軍のクーデターを防ぐ
  2. 国民の反政府行動を抑える


そうやって、革命政府体制を維持することが使命だ、と明言した。


そしてイスラム教について、日本の解釈は間違っている、とも語った。


     イスラム教は平和な宗教で、一部に過激な人間がいるだけだ、という
     のが日本で語られているが、そうではないと言う。


そしてこうも語った。


     「米国がイランの英雄を殺害した、という日本の報道は、イラン側に
     立った見方だ。公共を語る日本の○HKと中東学者がタッグを組んで、
     反米の視点からの報道をしている。反米の為の報道、だから都合が
     悪いことは出さない。


     何よりも中東学者はみな反米で、自分のような意見を言うとボコボコに
     される。


     日本がイランと同盟を結んでいるのなら、地の果てまでも一緒に、だが、
     日本が同盟を結んでいるのは米国だ。


     加えて、日本が多くの石油を輸入しているサウジやUAEは、反イランで
     あり、彼らにとって大事な輸出品の石油が、輸送中にタンカー攻撃で
     無にされることに怒っている。


     一体どこをどう見てものを言ってるのか」ということだ。


革命政権のイラン。


イスラム教は、イスラム教徒でない人や社会は不幸である。だからすべての人、国をイスラム教にしなければならない、と教えているそうだ。


     この経典は最終的なものであり、一言一句変えてはならない。経典には
     政治活動も含まれており、世界をイスラム教にするという目的が達成
     するまで戦いは続く、そしてそれは正当な戦いなのだと言う。


     従って全てのイスラム教徒が原理主義だ、と言う。


ちなみに、報復攻撃をしたイランだが、事前に通知しており、米軍側に被害がなかったそうだ。理由は、その報復は国内向けの行動だったからだそうだ。反撃はした、と言うことだ。


     核開発、核拡散をめぐって経済制裁を受けているイランでは昨年11月
     から大規模な反政府デモが起きているそうで、1500人が殺されたと
     言われる。しかしI氏によると、それは11月中旬からの2週間に起きた
     ことを、英国をはじめとした西側メディアが出した数字であって、この
     政権ができてからどれだけの国民が粛清(殺害)されたか、革命政権
     が国民を何人殺しました、と発表する訳ではないから、不明だそうだ。


「イランに言論の自由はない。政権を批判すると捕まって、下手すると処刑されます」とI氏は述べた。



A氏のブログへの書き込みによると、米軍の空母が3隻、東シナ海へ集結していると言う。で、イランの戦争はない。東シナ海の方に動きがありそうだ、と推察していた。