内乱中の米国(1) ― 2022/01/22 14:13
何が起きているのか。
日本の不景気、物価高騰、増える移民、加えてCロナにかこつけた圧
力、等々の危ない状況を考えれば、他人ごとではない。
何が起きているかを知って備えよう。
H氏が米国内の荒れた現状を分析し、これからの展望を述べていた。
引っ越し用のトラックが足りないということが起きている。
それはどういうことか。
CA州やNY州の人口減少が進んでいると言うのだ。
Bイデン政権になってから米国の左傾化が顕著になり、Cロナの件を
除けば、Tランプ政権から最高の状態の米国を引き継いで(最低の
失業率、最高景気、安全な社会など)、それをボロボロにした。
全国的な左傾化、そして元々左寄りの州に拍車がかかっている。
その典型がCA州だ。
米国にUホールというトラックや倉庫をレンタルする会社がある。多く
の人がこのトラックを借りて自分で運転し、友人の手を借りて引っ越しす
ることが多い。
2週間位前に、この会社が「引っ越し用のトラックが足りない」と言った。
自宅ワークが増えてきて、不動産が高い中心部から郊外へ移る人も
いるが、多くはCA州から他州へ引っ越す人たちだ。
昨年の引っ越し業者予想では、2021年に100万人を超える人がCA州やNY州などの民主党支配の州から、TX州やFL州などの共和党支配の州へ引っ越したようだということだった。
昨年末に公開された国勢調査でわかったのは、2021年CA州から
36万7千人の住民、人口の1%が他の州へ移った。
米国全体でみても、1年間に人口が最も減少した州であり、次にNY州
の35万2千人超、IL州の12万2千人超だった。その他の州も加えれ
ば、予想した100万人という数字と一致する。
人口が増えた州のトップ3はFL州、TX州、AZ州だ。
CA人が米国内の最大の難民になった、という皮肉も聞く。
このデータから、米国の多くの国民がこの一年間で、自分の居住地を選ぶという方法で、今の政権に対する不満を表した。
自分が今いる州がいやなら他州へ引っ越す人が少なくない、それは米国を変える有効な手段の一つ。
歴史を見れば、それはローマ時代からあった。
人は労働力であり、軍事力でもあるので、国に大きな影響を与える。
故に、貴族・元老院が妥協して政権を安定させることが行われていた。
米国でも同様。各州に大きな権限があるが、徐々に連邦政府に侵食されていることもあり、以前の方がもっと州の権限は大きかった。
各州が互いに競争することは、米国が成長する源の一つだった。
各州で人材を奪い合うので、一部の米国人はできるだけ条件が良い
所へ引っ越すことに慣れているとも言える。
従って、CA州などから他の州へ引っ越すことは、米国の左翼政府と対抗する最も有効な手段の一つとも言われる。