危険は警告されていた-52022/01/18 00:51


今、日本で起きていること、世界で起きていること、その理不尽なことが起きている中に危険が潜んでいることを感じている人たちは少なくない。


     なぜそんなことが起きているのか、どのようにして起きているのか。
     一部知りつつ漠然と危険に感じていることを、何とずっと前に明瞭に警告
     していた人がいた。


――― 続き ―――


共産党の創始者であるレーニンは、こう説明している:


     「共産党は覚醒した精鋭たちの集団であり、この精鋭たちは実際の
     人数の10倍、100倍の力を持っている。


     そんなことが可能なのか?100人の人が1000人の力を超えることが
     できるのか。


     数百人が組織化されれば十分可能だ。組織になれば力は10倍になる」


これは共産主義者が世界中で勝利してきた理由でもある。


     彼らの方がより賢いわけでもなく、より人数が多いわけでもなく、単に
     組織化されているからなのだ。


     一握りの人間が、数千人分の力と影響力を持っているのだ。


時々、こういうことを言う人がいる。


     「共産主義者の数がこんなに少ないのに、この国で共産主義のことを
     心配するなんて、むしろ愚かではないか」 


     「こんな小さい集団が、米国のような大きくて強い国にどんな害を及ぼ
     せると言うのか」


勿論そういう人たちは勉強不足ということだ。


     共産主義がどのように影響を与えるのか、全く知らないのだ。


     或いは、マルクス主義の共産主義思想については少し聞いたことはある
     が、レーニン主義の共産主義組織については何も知らないのだ。


     例えばソ連(当時)では、今でも共産党員の数は全人口の3%未満、
     中国でも2%未満であることを知らないのだ。


しかし、それ以上に重要なことは、共産主義者は全人口の0.5%以下の状態で、次々と政権を奪取してきたことは事実だ。


     それよりずっと少ないケースもあった。


この段階においては、数字の大きさは重要ではない。


     もしこのプレゼンテーションの内容を全て忘れても、これだけは覚えて
     おいてください。


        イデオロギーは重要だが、数は重要ではない。

        忠誠心は重要だが、数は重要ではない。

        組織は極めて重要だが、数は重要ではない。


組織化されていることの利点に加え、共産主義者は、極めて非道徳的な戦術を実行できると言う「柔軟性」も持っている。


     レーニンは、「共産主義に権力をもたらすものなら、何でも道徳的であ
     る」と言っていた。


効果があれば何でもいいのだ。


     ―――T氏はルイセンコの発言をよく例に出していた。
        「共産党の支配下では、小麦はよく育つ」 
        小麦さえ党の顔色を見る。

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