米民主党の黒い歴史(2) ― 2022/02/06 19:52
質問者B:あなたは白人至上主義、人種差別の成り立ちなどについて話をしました
が、白人至上主義は別に新しい考えではありません。
あなたやここにいる多くの人が支持する保守的な価値観は、先住民を
原始的な野蛮人とみなし、大量虐殺したという事実の上に米国人が築
かれたということを無視しています。
人種差別や白人至上主義は、超党派の政治家たちによる悪行ではあり
ません。これは米国人による悪行であり、国民全員が受け入れなけれ
ばならない問題です。
あなたの言うアメリカン・ドリームが、誰もが何でもでき、何にでもなれ
る」というものなら、どうしたらそんな非現実的な考えを擁護できると言
うのですか?
現実には、先住民など多くの疎外された人々が、この国の成り立ちに
も起因する構造的な経済的制約によって、その夢から取り残されてい
るのに。
回答者X:あなたが言いたいことをまとめましょう。
「米国は建国時から白人至上主義に汚染されていたのではないか」
「先住民の強制移住や大量虐殺のような白人至上主義によるジェノ
サイドは、米国人の犯罪であり、超党派の政治家たちとは関係ない」
お答えしましょう。
まず、アメリカン・インディアンを先祖代々の土地から追い出し、西へ西
へと追いやり、残った者は奴隷にし、抵抗した者を虐殺したのは誰でしょ
うか?
その答えは、19世紀のJャクソン民主党です。彼がやったのです。
ではその証拠は?
非常に興味深い話があります。奇妙なことに、Hトラーがそれを証明し
てくれます。
Hトラーはランツベルク刑務所にいたとき、或る問いについて考えてい
ました。その問いは、「どうすれば英仏のように独が欧州の超大国に
なれるか」ということでした。
Hトラーは、英仏が強大な力を持つようになった経緯から、植民地主義
によってこれを実現する必要があると考えました。
英人は印度を、仏人はアフリカの半分を支配し、世界中に植民地を持
っていました。
Hトラーは、「独もそうするべきだ」と考えました。
しかし、地球上の土地は既に全て占領されてしまっていて、もう残って
いないことに気づきました。
ではどうすれば独は大国になれるのか?
そこでHトラーは、アンドリュー・Jャクソンがアメリカで見つけた答えに
目を付けたのです。
その方法はとてもシンプルでした。
インディアンを土地から追い出し、抵抗する者を殺し、残った者を
奴隷にする。
言い換えれば、Jャクソンは自宅を離れる必要さえなかったのです。
彼は自宅にいながら大量虐殺と植民地政策を指揮しました。
そしてHトラーは、「私もJャクソン民主党を見習わなければならない」
と考えました:
わざわざインドやアフリカに「狩り」に行く必要はないのだ。
ポーランド人、スラブ人、東ヨーロッパ人、ロシア人を捕まえれば
いい。そして彼らを土地から放り出そう。
抵抗する者は殺し、服従する者は奴隷にすればいい。
そして全ての独人を農場にすまわせるのだ。
これはHトラーが19世紀のJャクソン民主党を参考にして得た考えです。
最近、歴史家のTモシー・Sナイダーらによって暴露されました。
しかしここでもまたHトラーは、あなた方の教科書が教えてくれないこと
を知っているのです:
それは民主党の計画が白人至上主義を生み出したことです。
なぜならJャクソンは、略奪した土地を、票と引き換えに入植者に
与えました。
彼は、破格の値段で土地をばら撒きました。
こうして、白人至上主義は民主党の基本的なイデオロギーになったの
です。黒人だけでなく、アメリカン・インディアンに対しても。
ですから、勿論超党派の政治家による悪行ではありません。
米国民が引き起こした悲劇でもありません。
私たちは、このような問題の為に南北戦争を戦ったことを忘れないで
ください。
一部の米国人たちがすさまじい悪事を働き、共和党と呼ばれる別の
米国人たちがそれを止めたのです。