元祖株と二重変異株(2)2021/05/09 12:02


印度の通信社によると、デリーの医療センターのCャンドラー顧問医師は「突然変異したウィルスの特徴の一つはPCR検査では検出できない可能性がある」と言う。


     そうするとPCR検査が陰性であっても、相当な数が実際には感染して
     いることになるので、現在の感染阻止の対策や措置もただの飾り物
     でしかない。


昨年10月に印度で発見されて以来、既に20か国以上に広がっているので、対岸の火事ではない。感染大爆発までおよそ半年かかっていて、人間への適応の今後のスピードは速くなり、国際社会へ広がるのは今年の夏から秋にかけてではないかと推測される。


この印度での感染爆発の警告は、これまで死亡者の殆どが高齢者だったのが、若者の感染と死亡が急増していることだと言う。


     スペイン風邪の時も、第二派による死亡者は主に若者だった。


中国では昨年の時点で変異株による小規模な流行があったが、当局は隠蔽した。


     5月1日からの5連休では2億人以上が国内移動するとみられ景勝地
     のチケットの価格が高騰していたそうだ。


その中国のワクチンを大量に購入したブラジルでは、衛生会議に出席していたGデス経済大臣が、ソーシャルメディアを通じて会議の様子が全世界に生中継されていたことを知らずに爆弾発言した。


     「中国人は中共ウィルスを発明した。彼らのワクチンは米国のものよ
     り効かない。米国人は研究に100年も投資している。Pァイザーの
     ワクチンは他のものより優れている」


     ブラジルは中共最大のワクチンパートナーであり、中国製ワクチンを
     最も多く輸入している。中国製ワクチンは1億回分、他に少量のPァイ
     ザー製、Aストラゼネカ製、Jョンソン&J製も輸入している。


     大臣の発言は事故だったが、中共のワクチン外交が失敗していること
     を表している。


なぜ中共と緊密な関係にある国の高官が、内心の真の考えがこうも中共を軽蔑しているのか。


     その理由は:


     第一に、ウィルスの起源について世界中の殆どの人が答えを持っている。
     中共がどんなに責任転嫁しようと、すればするほどうんざりされるだけ。


     第二に、これで中国製ワクチンの効果の低さが再び証明された。


昨年の10月の段階で、ブラジルのB大統領は言っていた。


     「本当ならば中国製ワクチンなど買いたくない。それが国民に十分な
     安全性を提供できるとは思えないからだ」

     しかし他に選択肢がなかった。

     今も一日の新規感染者数も死亡者数もずっと高いレベルのまま。


従って中国本土が国産ワクチンに頼って集団免疫を構築しようとするのは楽観的ではない。


印度では今年1月の時点で既に集団免疫の基準に達していたが、そのわずか3か月後にその「免疫」は消滅したことが証明された。