挑発するのは誰か2022/01/29 14:07


Uクライナ情勢について、M氏が2つの点から解説していた。


  1. NATOの軍事演習
  2. 米国大使館員へ退避勧告


1. NATOの軍事演習


Uクライナ政権は、2014年2月、クーデターでできた。


     その前のオレンジ革命も仕組まれたものだった。そしてその延長線上
     にある。


2015年4月1日にSロスがNYタイムズに寄稿している。


     それを遡る2月に、東部Uクライナでの停戦合意が成立した。その合意
     にあたったのは、PロシェンコU大統領、P-チン、仲を取り持ったのが
     Mルケル、Hランド仏大統領の4者。


     Sロスは、その合意に対して文句をつけたのだ。「それじゃあ何の為に
     Uクライナ危機を作ったのかわからない」


EUと米国は、「Uクライナに軍事支援をしろ。ロシアと戦えるように」という方針でずっときた。


     その筋書きが今も続いている。

     ―――つまり、戦わせたいのだ。


Sロスの筋書き通りにきているということであり、何でもいいからP-チンを挑発して、P-チンが業を煮やしてUクライナに何か働きかけることを待っている、と言う。



2. 米国大使館員にキエフからの退避勧告


思い出したことがある、とM氏。


それは、1973年のヨム・キプール戦争(イスラエル vs エジプト、シリア)について、Kッシンジャーが筋書きを書いたのだが。それをごまかす為にKは回顧録を書いたとわかる。


     カイロからソ連大使館員と家族が退避した。そのことを、Kは自分も含
     めて米国情報機関は、「これはイスラエルが近々エジプトを攻撃する
     ことだ。その情報をソ連が入手して退避したと判断した。それは間違っ
     ていた」 実際はエジプトが攻撃したのだ、シナリオ通りに。


そして今、米国を初め世界の大手メディアは、P-チンがいかにもUクライナに侵攻しそうに言っている。


     が、しかし。


米国(の中のNオコン)がP-チンを巻き込んで、Uクライナで紛争を起こす予定だから、大使館員を退避させたのだ、と言う。


     P-チンは知っているから、挑発に乗っていない。挑発してくるから、
     それに対する防御の意味で軍を集結させていると思う、とM氏。


東へ拡大しないという約束を破って拡大してきたNATO。これ以上東へ広がっては困る、Uクライナは緩衝地帯にしたいP-チンは、EUや米国と交渉を続けている。


先日のSンケイの記事によると、退避勧告について聞かれて「米国務省の報道官が、P-チンがUクライナ侵攻を決めたかどうかわからない、と答えた」


     そんな段階で退避勧告するなんてありえない。これは米国(の中の
     Nオコン)がちょっかいを出すと言うことを間接的に言っているんです、
     とM氏。


世界中で紛争を起こしてきた者の正体がここでも露呈した。