危険は警告されていた-32022/01/18 00:21


今、日本で起きていること、世界で起きていること、その理不尽なことが起きている中に危険が潜んでいることを感じている人たちは少なくない。


     なぜそんなことが起きているのか、どのようにして起きているのか。
     一部知りつつ漠然と危険に感じていることを、何とずっと前に明瞭に警告
     していた人がいた。


――― 続き ―――


一体、共産主義に勝利することにどんな意味があるだろうか。もしその過程で、完全支配政府を受け入れ、道徳を放棄してしまったなら。


     しかし、共産主義という専制政治は、依然として非常に現実的な問題で
     あり、無視することはできない。


政治理論の話はともかく、明白な事実は、もし共産主義を打ち負かさなければ、私たちは自由を失い、生存さえ脅かされ、イデオロギーの議論どころではないということだ。(この部分は#1の冒頭に書き出したフレーズだ)


     ―――今の日本も、非常に危ない。自由が押し込まれてきていて、経済
        活動は制限され、圧力で接種させられ、生存が脅かされてきている。


だから、共産主義の打倒は、今すぐ生死にかかわるような問題ではないとしても、私たちにとって第一優先なのだ。


     ―――53年経った今、生死にかかわるような問題になって来た。


もし私たちが敵を知ろうとするなら、次の問いに答えなければならない。


     「共産主義」とは何か?


この問いに答えることは、皆さんが考えている程難しくはない。共産主義者自身がその答えを示してくれている。


     それは「Mルクスレーニン主義」というもので、「共産主義」とは
     「マルクスの思想的教義」と「レーニンの組織的戦略・戦術」の
     組合せであることを意味している。


従って私たちがしなければならないことは、「マルクスのイデオロギー」と「レーニンの戦術」を理解することだ。


     彼らが書いた本は分厚いが、理解するのはそれ程難しくない。  
     「共産主義宣言」や「資本論」を読んだことがある人なら、マルクスが説
     いているのは「社会主義」と「無神論」の2つだけだと知っているだろう。


     他のすべては、この2つの概念、「社会主義」と「無神論」を補完してい
     るに過ぎない。


実はこれらは単に「集団主義」と「道徳の喪失」を別の言葉で言い換えたものであり、専制政治に不可欠な要素。


     しかし彼が好んで使った言葉は「社会主義」と「無神論」だ。

     ここではそれらの言葉を使う。


マルクスが共産主義の思想的起案を築いたのに対し、レーニンは共産党を創設し、物理的な組織形態を整えた。


     もしあなたがマルクスに賛同し、「社会主義」や「無神論」が思想的に
     正しいと考えるのであれば、定義上あなたはマルクス主義者というこ
     とになる。


     しかしだからと言って共産主義者とは限らない。


     マルクス主義者であることに加えて、レーニンが創設した共産党に入
     党し、党の規律に服従し、党の組織戦術や戦略に抵抗なく従うなら、
     あなたはMルクスレーニン主義者であり、真の共産主義者だ。

危険は警告されていた-42022/01/18 00:39


今、日本で起きていること、世界で起きていること、その理不尽なことが起きている中に危険が潜んでいることを感じている人たちは少なくない。


     なぜそんなことが起きているのか、どのようにして起きているのか。
     一部知りつつ漠然と危険に感じていることを、何とずっと前に明瞭に警告
     していた人がいた。


――― 続き ―――



私たちの敵についてきちんと理解する為に、マルクス主義は単なるイデオロギーで、共産主義とはイデオロギーの単体でないことを覚えておこう。


     共産主義とは「イデオロギー」と「組織」のことだ。


これは全ての基礎になることなので、もう一度繰り返す。


     共産主義とは「イデオロギー」と「組織」のことだ。


ではここで文献を見ていこう。


     このFルシチョフの本は「社会主義と共産主義」というタイトルで、英語
     で印刷され、モスクワで出版された。


158ページに彼はこう書いている。


     「偉大なるレーニンが創設し、鍛え上げた共産党は、同志が集結した
     強力な組織である。党がなかったら、我々は雑多な民衆の群れでしか
     なかっただろう」


        この「党がなかったら~~」という言葉を覚えておいてください。
        これは非常に重要な概念なので、後でまた説明しよう。


     「我々共産主義者はみな、偉大なMルクスレーニン主義の思想で結ば
     れている。我が党の強さと不屈の精神の源は、その思想的・組織的
     結束にある」


        繰り返しますが、共産主義は思想であり組織です。


Jョセフ・コーンフェンダーは、米国共産党の創立メンバーの一人だった。彼は1919年に入党し、モスクワで特別な訓練を受け、世界共産主義の大義の為に米国へ戻ってきた。


     その後、他の多くの人と同様に、彼も次第に、共産主義が唱える狡猾
     なウソを見抜き始めた。そして共産党から離脱し、熱心な反共産主義
     者になった。


1955年、コーンフェンダーはSFで演説をした。その講演の記録から、直接抜粋した部分を読んでみよう。


彼はこう言った:


     共産党の真の特徴は、その「理論」よりも「組織化されている」ことにあ
     る。


     彼らが適用しているのは「内側から国を征服する」という新しい戦争
     の概念であることを心に留めておいてください。


     ではどうやって内側から国を征服するのか。


     国内で活動する組織、つまり労働組合、農業団体、新聞社のギルド、
     教員組織、政治クラブ、政府機関などを「権力の中枢」とみなして攻略
     する。


     これらの組織全てをまとめたものを「権力の総合」と考える。


     共産党はこれらの組織の内部でグループを編成する。


     共産主義とまともに戦うには、彼らのやることを巻き戻さねばならない。
     ただ異議を唱えるだけでは対抗できない。


確かにその通りだ。


     ただ異議を唱えるだけ、つまり「共産主義反対」と声高に叫ぶだけでは、
     このような相手に対抗できない。

危険は警告されていた-52022/01/18 00:51


今、日本で起きていること、世界で起きていること、その理不尽なことが起きている中に危険が潜んでいることを感じている人たちは少なくない。


     なぜそんなことが起きているのか、どのようにして起きているのか。
     一部知りつつ漠然と危険に感じていることを、何とずっと前に明瞭に警告
     していた人がいた。


――― 続き ―――


共産党の創始者であるレーニンは、こう説明している:


     「共産党は覚醒した精鋭たちの集団であり、この精鋭たちは実際の
     人数の10倍、100倍の力を持っている。


     そんなことが可能なのか?100人の人が1000人の力を超えることが
     できるのか。


     数百人が組織化されれば十分可能だ。組織になれば力は10倍になる」


これは共産主義者が世界中で勝利してきた理由でもある。


     彼らの方がより賢いわけでもなく、より人数が多いわけでもなく、単に
     組織化されているからなのだ。


     一握りの人間が、数千人分の力と影響力を持っているのだ。


時々、こういうことを言う人がいる。


     「共産主義者の数がこんなに少ないのに、この国で共産主義のことを
     心配するなんて、むしろ愚かではないか」 


     「こんな小さい集団が、米国のような大きくて強い国にどんな害を及ぼ
     せると言うのか」


勿論そういう人たちは勉強不足ということだ。


     共産主義がどのように影響を与えるのか、全く知らないのだ。


     或いは、マルクス主義の共産主義思想については少し聞いたことはある
     が、レーニン主義の共産主義組織については何も知らないのだ。


     例えばソ連(当時)では、今でも共産党員の数は全人口の3%未満、
     中国でも2%未満であることを知らないのだ。


しかし、それ以上に重要なことは、共産主義者は全人口の0.5%以下の状態で、次々と政権を奪取してきたことは事実だ。


     それよりずっと少ないケースもあった。


この段階においては、数字の大きさは重要ではない。


     もしこのプレゼンテーションの内容を全て忘れても、これだけは覚えて
     おいてください。


        イデオロギーは重要だが、数は重要ではない。

        忠誠心は重要だが、数は重要ではない。

        組織は極めて重要だが、数は重要ではない。


組織化されていることの利点に加え、共産主義者は、極めて非道徳的な戦術を実行できると言う「柔軟性」も持っている。


     レーニンは、「共産主義に権力をもたらすものなら、何でも道徳的であ
     る」と言っていた。


効果があれば何でもいいのだ。


     ―――T氏はルイセンコの発言をよく例に出していた。
        「共産党の支配下では、小麦はよく育つ」 
        小麦さえ党の顔色を見る。

危険は警告されていた-62022/01/18 01:44


今、日本で起きていること、世界で起きていること、その理不尽なことが起きている中に危険が潜んでいることを感じている人たちは少なくない。


     なぜそんなことが起きているのか、どのようにして起きているのか。
     一部知りつつ漠然と危険に感じていることを、何とずっと前に明瞭に警告
     していた人がいた。


――― 続き ―――


世界の共産主義指導者たちはいつも言う。

     「平和的共存を望んでいる」

     「異なる制度、異なるイデオロギーを正々堂々と競争させればいい」

     「よりよいイデオロギーを人々に選択させろ」


しかし、彼らが自分たちの組織については何も言わないことに気づいていますか?


     彼らが、世界の全ての国に作業部会がある組織を持っていることに、
     私たちは気付いていない。


     そして党員たちがイデオロギーについてオープンで公正な議論をして
     いる裏で、共産党組織は梯子をはずす準備をしている。


別の文献を紹介しよう。


本書の著者、ベンジャミン・Gトローは、長年に渡り、全世界で最も重要な共産主義者の一人だった。


     彼は、米国共産党の書記長であり、モスクワの国際執行委員会のメン
     バーであり、世界の共産主義運動において、非常に大きな指導力を持つ
     最高会議の元メンバーだった。


しかし、他の多くの人々と同様に、Gトローも共産党を脱退し、反共産主義者になった。


その後、彼は自らの体験を綴った本書「The World of Their Lives」を執筆した。


     伝聞でもなく、研究結果でもなく、実体験を語った重要なドキュメントだ。


Gトローは、NYCのローワー・イーストサイドで共産党が行った街頭集会で起きたことを書いていた。


     「群衆が演説者に支援を送る為に集まった頃、共産党員と反対派の間
     で喧嘩が起きた。


     この喧嘩は予期されたものだった。過去にも何度かあったことで、
     今回も入念に計画されていた。


     共産党のチンピラ部隊が反対派を徹底的に叩きのめした後のことだ」


その時の様子をGトローはこう書いている。


     「下にいる暴徒は何も知らなかったが、高い建物の屋上では、何人もの
     共産党員が影に隠れていた。


     地上では、群衆から離れた所に、運命の合図を待っている別の共産党
     員が立っていた。


     共産主義者が自分の同志たちを建物の角に集合させた時、その合図
     は送られた。


     石畳用の重い花崗岩が暗闇から投下された。


     共産主義者の一人、ニックは、ごく普通の労働者だったが、頭蓋骨
     骨折により、運び込まれた病院で死亡した。


     もう一人、働き者だった共産主義者マイケルも、翌朝病院で死んだ」


Gトローは、共産主義者が殺人によって「殉教者」を生み出し、反対派に対する憎悪を掻き立てる為に利用していたことを説明している。


     このような犯罪を行う動機の最初に疑われるのは、反対派の人々だか
     らだ。


     ―――やらされた真珠湾攻撃、マッチポンプのトンキン湾事件でベト
        ナム戦争を開始、そして昨年1月6日議会での暴徒の演出で
        政権奪取。何度も同様の手法で混乱を作り出している。


そして次のように書いている。


     「共産主義者による共産主義者の計画的殺人は以前にもあり、政治目的
     や共産主義者の都合を口実に、行われても仕方がないと正当化していた」


        ―――ハワイの件について、当時の米ルーズベルト社会主義政権
           は、陰で動いて日本を追い詰めていた。そして日本側が求め
           た幾度とない話し合い提案を完全拒否し、日本側の    
           「後世の国民のことを思えば、何もしないで植民地になる
           より、戦って敗れる方が良いのではないか」という苦しい電信
           (暗号を解読していた米政府は、日本の動きを手に取るよう
           に把握していた)も知っていて、真珠湾に古い船を並べて
           待った。


           だが、ハワイの米軍司令官にはそのことを知らせなかった。
           秘密にしておいて、「奇襲された」という日本への憎悪を作り
           出した。


           後でそのことを知ったハワイの軍人たちは、そういう米政府
           の無慈悲に比べて、日本軍がハワイの市街地一般国民を
           攻撃しなかったことに敬意を持った。実際、軍人生存者も
           そう語っている。


           A氏が以前述べていた。「だから、そこの記念館にある日本軍
           の模型は人物の一人一人が手作りで、真剣な顔をして甲板
           で整備をしている数多くの兵士の様子を再現していて、敬意
           がわかります」


     「これからも繰り返される。日時・場所・状況は違っても、動機は同じだ」

重複接種の懸念2022/01/18 21:05


L氏がEUの見解を示した日経の記事と、それについての日本の製薬会社トップのコメントを紹介していた。


日経の記事: 「EU、頻繁な追加接種に懸念 免疫低下の恐れも」


「EUの応酬医薬品庁(EMA)は11日、新型CロナViVaの追加接種(ブースター接種)を短い間隔で繰り返すことに懸念を示した。


変異型“Oミクロン型”の詳細が明らかになっていないほか、頻繁なVa接種が人体の免疫に悪影響を及ぼす可能性も指摘した。~~~」


     ―――以前から聞いていた。本来のVaと全く異なるこの人工物を体内
        に入れることによって、私たちが元々持っている免疫の働きが
        阻害されることが懸念される、と。

        だからむしろ接種者の方が感染しやすいと言われていた。



それについての、ロ-ト製薬取締役会長Y氏の考察コメント:


「これは合理的に考えてその通りの懸念だと思う。


人体の仕組みを知れば知るほど驚くほど複雑精緻にできており、CロナViの細胞への侵入事象一つをとっても、これほど複雑なプロセスで“”攻防”“が繰り返されているわけで、簡単にVa=人体にプラス、とはならないはずだ。


ましてやVaでは感染が防げないことが事実として明らかになっているにもかかわらず、これを義務化したりパスポートにしようとしているのは非常に懸念される。


科学的に合理的でないことを強制するのでは、もはや民主国家とは言えない。


そうではなく、あくまでも重症化を防ぎ、自己の自然免疫で克服する医療ノウハウの開発にこそ重点を置くべきだ」

VA州の現在2022/01/18 21:33


H氏が紹介していた:


WDCに近いこの州は左に偏った州だったので、民主党が必ず勝つと思われていたが、Tランプに近い政策を掲げたYンキンが昨年11月に州知事に当選した。


     その後、他のニュースがいろいろ起きてメディアはそちらに忙しい一方
     で、彼は静かでまるで姿を消したようだったそうだ。


そして約2か月後の1月15日に就任式があり、一気にメディアの注目を浴びた。


それと言うのも、初日に9件の州知事行政命令と2件の行政指令に署名したからで、自分が選挙で公約したことをすぐに実行し始めた。


     BイデンはTランプが出した種々の行政命令を排除し、民主党の左翼
     政策を推し進めた。


     今回Yは、左翼の行き過ぎた政策を変える為に、行政命令を出して、
     VA州が進む方向を変えようとしている。


行政命令:

■ 公立学校でCRT理論、つまり批判的人種理論を含む教育をしないこと。

■ 両親が子供にマスクをつけるかつけないかの権利、を取り戻し、親に
  子供の教育面での権利を与える。


     H氏:立候補した元州知事はCRT理論を支持し、親は子供の教育に
     関与してはいけない、と主張していた。


     選挙中に、Yが元州知事の支持率を上回り始めたきっかけは、この
     子供の教育についての相違が明確になったことだった。Yは、親は
     子供の教育について権利があると主張。


     Tランプ大統領は、次の任期では教育に力を入れると言っていたが、
     WHを去ることになり、Bイデンはさらに左翼的政策を進めてきた。


  Yは就任式で述べた。「我々は政治を授業から除いて、再び、数学と科学
  と読書などの基本に戻る。良いものも悪いものも、我々は米国の歴史を
  子供に教える」


  そしてすぐ、2人の反CRT理論の人をVA州の教育部門のリーダーにした。


     左翼メディアは、親がマスクに反対していることばかり報道して、
     親は子供と他人の健康にダメージを与えているという方向へ話を持っ
     て行っている。それは親が闘っている本当の姿ではない。それは彼らが
     話をすり替えるテクニックだ。


■ VA州の仮釈放委員会の権威と信頼性を取り戻す。

■ VA州ラウドン郡で起きたこと。

  昨年、或る女子高生がトイレで、或る自称女性でスカートをはいた男性に
  よって襲われる性犯罪が起きた。その件は学校に抑えられしっかり対応
  しなかった為、彼女の父親は教育委員会の会合で学校に抗議したが、
  警察に取り抑えられて追い出された。


  一方、犯罪を犯した男性は、裁判を受けるどころか、何事もなかったよう
  に釈放されたので、この男はまた他の学校へ行って、同じ方法で別の女子
  に性犯罪を犯した。


     このような事が起きた最も大きな背景は、Bイデンが署名したLジー
     ビーTキュー差別禁止令だ。


  そのことが公開された為、VA州だけでなく、米国全体の教育委員会で
  大きな問題になって、親が教育委員会で争う一つのポイントになった。


     当時、VA州の一部の教育委員会で、CRT理論に反対する親の名前
     を集めて、それを晒して、批判する動きもあった。


  Yが就任した初日に、この件について調査するという行政命令を出した。


  それとセットで、新しく就任したVA州の司法長官は、就任して数時間以内
  に「ラウドン郡の公立学校とVA州の仮釈放委員会に対する調査を始め
  る」と発表した。


  被害者に通知もせずに、殺人犯、強姦犯などを早い段階で釈放すること
  は法律違反だ。

  その公立学校が政治的利益の為に性犯罪を隠し、仮釈放委員会が人を
  釈放したことに対する調査を始めた。


■VA州が正常に戻って、ビジネスが正常営業を始めること。

■人身売買の犯罪と闘って、被害者を支援すること。

■反ユダヤ主義と闘うこと。

■地域温室効果ガス構造から撤退すること。

■州の職員のVa義務を撤回することにより、個人の自由とプライバシーを
  回復させること。


Tランプ氏のような、ビジネスで成功した外部者がVA州のトップになって、これから大きく変わる可能性が見える。

危険は警告されていた-72022/01/18 21:51


今、日本で起きていること、世界で起きていること、その理不尽なことが起きている中に危険が潜んでいることを感じている人たちは少なくない。

     なぜそんなことが起きているのか、どのようにして起きているのか。
     一部知りつつ漠然と危険に感じていることを、何とずっと前に明瞭に警告
     していた人がいた。


――― 続き ―――


ところで、今後の戦いにおいて私たちが愚かな敗北を喫することがないように、これも知っておかねばならない。


     少し前に、共産党は「組織に関するマニュアル」という小冊子を出版し
     た。


     そこには党の訓練、会費の徴収、秘密印刷所の運営、共産党支部・
     工場・大学・共同体の組織化に関する詳細な計画が書かれている。


さらに、支部より小さい単位である部隊の機能についても書かれてる。


     部隊は、非共産主義組織に属する2人以上の共産主義者で構成され
     る。

     ―――2人はスパイということだ。


彼らの任務は、その組織の支配権を握る目的で、秘密裏に協力することであり、先ほど紹介したコーンフェンダーが説明したプロセスそのものだ。


     もしこれを読んでいなければ、勿論殆どの非共産主義者は読まないが、
     共産主義がイデオロギーよりもむしろ組織に大きく依存していることを
     理解することは殆ど不可能だ。


戦術の話に戻るが、122ページにそれがはっきり書かれている箇所がある。


     ここで彼らは、党から脱退した元同志、特に議会の調査委員会で証言
     した同志をどのように扱うかについて述べている。


以下のように言っている。


     裏切り者たちを「さらし者」にする適切な方法はただ一つ、大衆への
     暴露であり、このドブネズミどもに対する組織的な大衆の憎悪を作り出
     すことである。


■ 裏切り者の顔写真を、ビラやステッカー印刷する。それを、裏切り者が活動
  していた場所にばら撒く。


■ 裏切り者の職場を発見したら、そこで労働者による組織的な扇動活動を企画
  する。


■ 裏切り者が住んでいる街の一角にたむろする子供や女性を動員して、
  彼の人生を惨めなものにする。

  彼の妻が食料品や生活必需品を購入している店に見張りを配置する。

  通りにいる子供たちに、彼本人や彼の家族を尾行させ、「やつらは裏切り
  者だ、ドブネズミだ、密告者だ!」と叫ばせる。


■ 彼の家に、「ここに住む男は密告者だ」という落書きをする。

危険は警告されていた-82022/01/18 22:06


今、日本で起きていること、世界で起きていること、その理不尽なことが起きている中に危険が潜んでいることを感じている人たちは少なくない。


     なぜそんなことが起きているのか、どのようにして起きているのか。
     一部知りつつ漠然と危険に感じていることを、何とずっと前に明瞭に警告
     していた人がいた。


――― 続き ―――


1965年10月、ハンガリー共産党の高官が西側に亡命した。


     彼はハンガリー国家保安庁の秘密警察で少佐の地位にいた。彼の
     名はLズロ・Szボ。


数か月後、彼は合衆国上院軍事委員会議会のCアイエー小委員会による公聴会で証言した。


     証言の中で、Lズロ・Szボは秘密警察で「偽情報の流布」を担当する
     特別な部門の運営について説明した。


噓のような話だが、この偽情報部門は米国を標的にして、世界各地で利用できる噓を捏造し、宣伝するのが日常業務だった。


     ―――日本に関する偽情報、従軍慰安婦や南京虐殺もその類だ。


     東ドイツでもそういう情報工作をしていたと、東ドイツ出身の女性が
     語っていたのを思い出した。「ベルリンの壁の崩壊後、その資料が良か
     らぬ者たちの手に渡った。彼らはこれから西側社会に合ったやり方で
     使うだろう」と危険を指摘していた。


公聴会の中で、「NューズWィーク誌」1963年発刊の写真が2つ提示された。


     見ての通り、1つ目の表紙はG-ルドWォーター上院議員、2つ目は
     Kネディ大統領の写真だ。


これらの興味ある点は、米国内では一切販売されなかったということだ。完全なニセモノだからだ。


     これらはハンガリーの偽情報部門の秘密印刷機で印刷され、反米プロ
     パガンダ用の強力な武器として、欧州、アフリカ、アジア、中南米で
     広く流布された。


これが「より良いイデオロギー」でしょうか?
まさか。


     共産主義組織の活動の典型的な事例だ。


このことについて詳しく説明した後、Lズロ・Szボはこう証言した:


     ハンガリー軍の偽情報を担当する特別部隊のトップであるGルヤス
     少佐は、こう言った。


     「偽情報用の話題には何らかの現実的な証拠がある方が望ましいが、
     良いアイデアであれば、事実無根でもいい。


     とりあえず送ってしまえ。アイデアが良ければ事実はどうでもいい。
     とにかく送れ。


     スタッフが真実味を持たせて、どこかの小さな新聞に掲載させる。
     そしてその記事を配布し、至る所で再掲載してもらう。


     それが真実でないとは誰も証明できない」


1943年、共産党本部から米国内の全共産主義者に向けて、次のような指令が出された:


     妨害者たちが苛立ちを隠せなくなってきたら、段階を踏みながら、彼らに
     対して「ファシスト」「ナチ」「反ユダヤ主義者」のレッテルを貼り、ファ
     シストは容認しないという組織の威信を示し、彼らの信用を失墜させる。


     我々に反対する人々を、そのような悪臭を放つ呼称と結び付けて、
     大衆の心に植え付ける。


     幾度となく繰り返せば、それはやがて大衆の心の中で「事実」となる。